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塗装をする前に、塗装面の油脂分を拭き取るための溶剤です。
電気抵抗値の低い溶剤を使用しているので、摩擦による静電気が発生しにくい、プラスチック素材用の脱脂剤です。
高温時に適した遅乾型のラインナップもあります。
静電気を起こしにくいことから、補修塗装のボカシ部分に、静電気が原因でおこるミストムラを防止するという特徴もあります。
もちろん、プラスチック以外の素材にも使用することができます。
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塗装前の素材表面だけでなく、プラサフ研磨の後などの、作業者の手から油脂分が付着した可能性がある段階でも、塗装面をクリーニングするために使用します。
静電気を除去する効果はありません。
対象の静電気を低減させるためには、この商品で脱脂後に除電ガンまたは静電気除去剤を使用してください。
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■ 帯電効果比較
脱脂作業の摩擦による帯電効果は、当社通常品の3分の1以下、従来品より約40%減少しています。
他メーカー同タイプと比較しても、10%以上の帯電効果を低減しています。(ロックペイント調べ)
静電火花による引火の危険性も低下しています。
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■ 脱脂作業の手順
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【1】 |
脱脂剤のほかに、2枚の清浄なウエスを用意します。 |
【2】 |
1枚のウエスに脱脂剤を染み込ませて、塗装表面を拭きます。 |
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【3】 |
塗装表面の脱脂剤が乾燥する前に、もう1枚のウエスで、これを拭き取ります。 |
脱脂剤を染み込ませたウエスで拭くだけでは、表面の油脂分を塗り伸ばしているだけで、油脂分を拭き取ることはできません。 また、高温時には遅乾型を使用して、拭き取り前に乾燥してしまうことを避けてください。
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■ 使用上の注意
【1】 |
静電気による引火、火災を防止するために、この商品を使用する際は、必ず次のことを守ってください。 (1)作業場の床に散水を行う。 (2)鋼鈑に使用する際は必ずアースをとる。 (3)化繊の作業着等を避け、導電靴をはいて作業を行う。 |
【2】 |
被塗面の状況により、旧塗膜などが溶解・膨潤する場合があります。あらかじめ目立たない箇所でご確認ください。 |
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【3】 |
蒸発の非常に早い溶剤ですから、使用後は直ちに密栓して、子供の手の届かない定められた冷暗所に保管してください。 |
【4】 |
その他取り扱いの際には、容器に記載の注意事項および製品安全データシート(MSDS)をよく読んで遵守してください。 |
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