≪2液型ウレタン塗料パナロック(主剤)に対する添加量≫
まず、プラスチック用硬化剤を選んだときのメリットは、上の表にある通り、主剤に対して加えるものが少なくて済むということです。 これは作業が簡単ということのほかに、クリヤー分が少なくて済むので、塗料の隠蔽性が高くなりきれいに仕上げることができる(参照:透明性と隠蔽性)、ということにつながります。 さらに、プラスチック用硬化剤は上塗専用のマルチトップクリヤー・シリーズや、下塗りのミラクルプラサフHBに対しても使用できる、というメリットもあります。
一方、フレックスを選んだときのメリットは、(併用するHFハードナーと合わせても)価格が安くて済む、ということです。 これは、同じ色をプラスチック部分と鉄板部分の両方に塗装したい、などというときには大変有効です。 ただし、フレックスは上塗専用マルチトップクリヤー・シリーズや、下塗のミラクルプラサフHBに対して使用することはできません。下塗からトップコートまで柔軟性が必要な場合、この点はフレックスを選択する大きなデメリットといえます。
また、プラスチック用硬化剤とよく似たスポイラー用硬化剤という商品もあります。 こちらは、ウレタン・エアスポイラーのような、通常のプラスチックパーツと比較して、特に高い柔軟性が求められる場合に使用する硬化剤です。 【通常の柔軟性塗装がプラスチック用硬化剤】、【高柔軟性塗装がスポイラー用硬化剤】、とお考えください。
なお、これら柔軟性硬化剤(プラスチック用硬化剤またはスポイラー用硬化剤)を使用すると、通常のHFハードナーを使用した場合と比較して、ウレタン塗料の反応機構上、塗膜の硬化がやや遅くなりますので、乾燥時間などにご注意ください。